バイオ飼育日記4月

2010年04月01日

今日は溜まったブラインシュリンプの綿(死骸)を取り除いてみます。
ついでに奇形で舟底に寝そべっている仔一緒に取り除くことになります。
22日産卵の仔(プラ舟110)
ブラインシュリンプの綿(死骸)がたくさん!
エアーチューブより少し太いチューブ
(エアーチューブだと直ぐ詰まっちゃうかも)
吸い取った綿は洗面器に受けます。 良い仔も吸い取ってしまいますので、
その後選別網で救済します。
(ちゃんとした仔は浮いてきますよ!)

ブラインシュリンプの綿(死骸)がたくさん溜まった状態で1回目の選別を迎えるのは、稚魚を網ですくう時に
とても苦労します。また、ブラインシュリンプの綿はアンモニアを大量に放出しとっても有害です。
(とってもくちゃい!)1回目の選別の前に舟底の奇形の仔も選別できて一石二鳥かも?

はい!綺麗になりました。
少なくなった飼育水は、水温を合わせた汲み置き水をゆっくり注いで足します。
はっきり言って出来は今一かも?数も1000匹ぐらいでしょうかね?
一回目の選別は餌を与え始めてから約10日〜12日で行います。
孵化数が多い場合は、途中で舟を2つに割った方が良いですね。

お〜と!こんな事している間に雌が追い回されてる・・・(早朝です)
乳しぼり・・・いや・・・雄の精子をしぼるのが大変で画像を撮る暇ありませんでした〜!
事後報告ですが、本日は発泡スチロール箱で人口受精です。(発泡スチロール箱は孵化まで用)
雄4匹も掛けてしもうた・・・(使った雄もメモしておこ)
卵の数が多かったので、発泡スチロール箱の底に絞った後、網戸の網にも絞って2段構えです。
網戸の網はHONO丸で端を押さえ真ん中に浮いた上体です。見えるかな〜?
ヒーターは80Wです。(省エネ孵化)

3月26日産卵(発泡スチロール箱)の仔は今日で6日目ですが、すばらし〜泳ぎだしです。
数も相当いますね。これは!と言う感じで立ち上がりが良い場合、数に応じて舟に移します。
今回は5000以上いそうですので、FRPの舟に移し明日からブラインシュリンプを与えます。
初期は卵の黄身をガーゼで越して与えるのも良いですね。HONOは面倒なのでしませんが・・・
底にへばりついている仔も少なく、良い感じです。

今年は活きミジンコをお友達から少しだけ分けてもらって、プラ舟のバイオが効いた青水で増やしています。
ヒーターは入れません。(常温)餌はブラインシュリンプを時々ちょっとだけ・・・
孵化前の舟にミジンコ10粒程度ぶっこんでおくと、1回目の選別の時はミジンコで真っ赤になります。
バイオ飼育の場合、特にミジンコの増え方がすごいです。
ミジンコは受精した卵や孵化した稚魚に悪さをしませんので、HONOは産卵後に入れてしまいます。
汚れをバイオが分解してミジンコが食べる・・・って感じかな

HONO丸のやさしい細かい泡では毛仔がグリングリンしないよ〜!
HONO丸をしっかり水に漬けてエアー量を調整してやさしく細かい泡を出してくださいね。
水深の浅い稚魚飼育では、HONO丸<SPミニ>がお勧めどえす!
HONO丸<SPミニ>の細かい泡で溶存酸素を高めるぜよ!


2010年04月07日

今年も4月3日に同じ場所で恒例のお花見をしてきました。
抽選委員長も稚魚と一緒に健康に育っています。
お弁当広げて近場(車で3分)で済ますお花見大会・・・毎年家の家族だけ・・・

3月22日自然産卵のプラ舟110です。
孵化前に20〜30粒入れておいたミジンコが稚魚の舟の中で大量に増えています。
汚れをバイオバクテリアが分解してミジンコが食べる・・・そして毎日ミジンコの赤ちゃんを産んで
それを稚魚が食べる・・・そして稚魚が糞をしてそれをバイオバクテリアが分解して・・・話が終わらない(^_^;)
今日で餌開始9日目です。 この粒々は稚魚の舟に中で増えたミジンコです。
バイオバクテリアを食べて増えたミジンコは強いぞ〜!

少し早いですが、1回目の選別を行いました。
選別後の稚魚は250匹程度(1割〜2割)残りました。残す数はでき次第となります。
できが良くてハネられない場合はここで大きな舟に移動するか舟を分けます。
今回の選別は良い仔だけ抜き取って終了としました。
稚魚をすくう前に、大きな綿を取り除きます。 水温を合わせた更水に元水を少し割ります。
稚魚を丁寧にすくいます。 洗面器に全部移します。
同時に舟を洗い水温を合わせておきます。
塩素抜きも忘れないでね。
選別盆に少しずつ移しながら選別開始です。
ミジンコを拾ってたりして・・・
選別後の稚魚です。 はい!お終い・・・約250匹残しでスッカスカ!
本日はバイオ投入なしです。

こちらは3月26日の発泡スチロール孵化の仔です。
1500×1000のFRPに移しましたが、舟の四隅が真っ黒になっています。5000匹はいると思います。
寝そべっている仔も曲がっている仔もあまり見当たらず良い感じです。
期待の一腹です。

たまにはらんちゅうの画像がないとね・・・
産卵時期は種魚の管理も大変ですよね。
<太い仔ちゃん系2歳>


2010年04月10日

4月に入ってから3歳本命が次々に産卵いたしました。
赤虫の発泡スチロール箱(孵化用)が足りない・・・
3月26日発泡スチロール箱で孵化した仔も現在は1500×1000のFRP舟ですくすく育っています。
舟底で寝そべった仔や曲がりも少なく良い感じです。
ブラインシュリンプを孵化させる容器も、とうとうポリバケツになってしまいました。

今日は大本命の雌が産卵しました。魚も大きいので卵もいっぱいでした。
2歳で産まず3歳になってやっと初産です。
3歳雌 掛け合わせた3歳雄

後はこの3歳が産めば良いかな?昨年は良い仔を出してくれました。
2歳の時はこんな柄だったのに・・・同じ魚とは思えない(^_^;)
明け2歳時 3歳(現在)赤どこいったんや〜!

4月1日産卵の本命2歳の卵です。
卵が多かったので、発泡スチロール箱の底と網戸の網の2段で卵が着いています。
4月1日(産卵日) 2日目か3日目か忘れました〜あめ色の卵
4月4日(4日目) 4月5日(5日目)孵化が始まりました。
6日目で綺麗に泳ぎだし、プラ舟に移動してブラインシュリンプは8日から与え始めました。
この後、立ち上がりの良さは今年一番の感じです。底で寝そべっている仔がほとんどいませんでした。
現在餌やり3日目ですが、良い仔がでそうな予感・・・期待しちゃお!

各稚魚の舟はバイオシークスルーを2日い一回程度投入しています。
最初はす20粒ぐらい入れた活きミジンコが、ものすごい勢いでバイオ飼育舟の中で増えています。
バイオもしっかり働いてくれています。 稚魚の舟でミジンコが増えすぎて稚魚が見えない・・・

来週から選別地獄が続きそう・・・眠いよ〜!目が疲れるよ〜!肩が凝るよ〜!へが出ちゃうよ〜!

<お知らせ>
徐々にHONOショップでHONO産無選別稚魚(孵化後5日〜7日程度)を販売開始予定です。
無選別稚魚は300匹強で2万円です。(送料/梱包代金/代金引換手数料込み込みです。)
興味のある方はお問い合わせくださいね。


2010年04月17日

いや〜!ここ数日寒かったですね〜!
今日は、昨日から今朝にかけては防寒ジャンバーで飼育場に行きました。勘弁しちくり〜!
稚魚池のヒーターを多く使用しているので、電気のブレーカーが落ちたら全滅〜・・・を避けるため今週はの
親池は全てヒーターを抜いておりました。蓋をしているお陰で10℃程度までしか下がりませんでしたが、
蓋をしていない池は4℃でした。もちろん餌も切っております。産卵どころではないですね。
雪をはらって飼育場へ 冬眠再開〜!

3月25日産卵の稚魚達も徐々に成長しています。
食欲旺盛!増えたミジンコも食べてしまったようです。

4月12日産卵の人工授精(発泡スチロール箱)の卵です。箱の底と網戸の網2段重ねで合計3段構えで卵が
着いています。こうすれば玉(卵が重なり受精してもだめになる)にならず孵化効率が良いと思います。
人工授精後にバイオシークスルーはAのみ1回投入しています。
ブラインシュリンプを与え始めてからはバイオA/バイオBとも同量投入していきます。
選別までの間は2日に一回程度の投入となります。
発泡スチロール箱で人工授精
ヒーターは80Wです。
受精率も良く卵が真っ黒になっています。
無精卵がほとんどありません。
昨日、孵化が始まりました。HONOはこの時点で
23℃にヒーターの設定温度を上げます。
今朝、お見事な立ちっぷり!!拍手!
明日元気に泳ぎだすと思います。

稚魚が泳ぎだしたら、早めに網を取り除きます。
泳ぎだしも良い感じでしたら、この中で数回ブラインシュリンプを与え稚魚の数の状況に応じたサイズの
舟に移します。移す時はボールで丁寧に数回飼育水ごと移し、半分以下になったら手で持って舟に注ぎ
入れます。発泡スチロールの箱の飼育水はそのまま割り水となります。
舟に移動したら徐々に21℃に設定温度を下げていきます。
これで発泡スチロール孵化箱のお役目は終了です。

<お知らせ>
HONOショップで無選別稚魚販売NO.1は即完売させていただきました。ありがとうございます。
次回からも良い感じの仔が孵化したら販売させていただきます。どうぞよろしくお願いいたしま〜す。


2010年04月23日

21日の水曜日は飼育場の気温は31℃まで上がり、窓全開でも熱中症になりそうな程暑かったです。
選別中の洗面器の水温も急上昇し、選別を途中で断念!
それが・・・翌日の22日は防寒用ジャンバーを着て選別していましたが、手がかじかんで動かない・・・
選別盆の水温もみるみるうちに下がり選別は途中で断念!そして今日も寒い・・・

種親の池はヒーターを抜いているので、21日は水温23℃→22日の朝は16℃まで下がりました。
お陰で産卵ラッシュ!発泡スチロールの箱が足りなくなってしまって最後は洗面器を使用しました。
最後は雄の精子を絞った後、洗面器に網を敷いて産卵し始めた雌を移動しました。
玉にならないように手でかき混ぜながら卵を絞っていきます。
<このまま洗面器に60Wヒーターを入れエアレーションして孵化させます。>

そして本日は更に10℃まで下がってしまったので、種親は冬眠状態・・・少し水温を上げようとヒーターを入
れたらブレーカーが落ちてしまったのねんのねん。だめだこりゃ!

今日は稚魚のすくい方ですが、特に大きめの舟では大変ですね。
遠心分離の法則??で一方から網で池の水をぐるぐる回すようにします。1分ほど待つと真ん中に稚魚が
集まってきますので、それを一揆にすくい取ります。これを数回行うようにします。
ブラインシュリンプの綿も真ん中に集まってしまうので、ある程度事前に取っておくと後が楽ですね。
画像は3回目のぐるぐる回しです。
網で飼育水を回すようにします。 1分ほど経つと真ん中に稚魚が集まってきます。
きたきた〜!ってか! 一揆に大量だ〜!

これも少し前の選別時に撮影した画像ですが、選別が慣れていない場合サシの仔は判りずらいですね。
フナ尾・曲がり・つまみは判り易いですが・・・今回、アップで撮影しておきました。
それでは登場していただきましょう!サセ仔ちゃんです・・・いやサシ仔ちゃんです!拍手〜!!
尾皿の白い帯状のところに筒まで線が入っているのがサシ仔ちゃんです!
サシ仔ちゃんは尾形が良いからがっかりです。後でがっかりしないように早めにハネています。
でも、サシが多いぐらいの方が結果良い仔がでていますので全然気にしません。
(左角下の仔はサシていないのが判りますね。右角上の様な仔はツマミだからハネてね。)


2010年04月28日

4月22日前後の産卵ラッシュの仔も元気に泳ぎだしてきました。
一時的に発泡スチロール箱のオンパレードです。
現在まで2ダースほど孵化させました。まだまだ後1ダースはがんばります!「趣味・・・雄の精子絞り」
置き場がなくなってきてぐちゃぐちゃ・・・ 孵化したては鼻毛が泳いでる感じ・・・

3月の初めの2〜3腹はあまり良くなかったので、今年の最初の仔は3月25日産卵の仔となります。
孵化は3月31日ですので、もう直ぐ餌やり1ヶ月となります。選別は3回行いました。
バイオシークスルーA/Bを使い始めてから、稚魚から色変わりまで病気にすることが一度もなくなりました。
1500×1500に約300匹

続いて3月26日産卵(4月1日孵化)の仔です。
こちらも1500×1500に現在約300匹です。

らんちゅう飼育は数千匹孵化した後、上手に選別で減らしていく事が良い魚を育てるコツだと思います。
魚体重が増えた分魚の数を減らして行くって感じかな?
それとブラインシュリンプの切り替え時期ですね。いつまでもブラインシュリンプでは沸かす量が大変です。
丁度エアーホースの太さになってきたら、いろいろ与えてみましょう。
HONOは3日〜4日ブラインシュリンプと併用して粉餌や赤虫/冷凍ミジンコを与えるようにしています。
お仕事で日中与えられない場合はフードタイマーで粉餌を少し落とすのも良いかと思います。
粉餌どえす! 昨年採取した冷凍ミジンコどすこい!

赤虫は最初の2〜3日はカチカチい凍らせた赤虫を砕いて与えるようにしています。
水が痛みやすいので、食べなれたら砕かずに与えるようにした方が良いと思います。
HONOはバイオ飼育ですので気にせず与えちゃいますけど・・・
冷凍赤虫をトレイから外します。 再び袋に戻し、タオルで巻いて・・・
一粒ずつ砕くように 赤虫フレークの出来上がり。
なんか少なくなった感じ・・・ みんなふりかけご飯だよ〜♪

さて・・・ブラインシュリンプを卒業したらここからの1ヶ月が勝負です。
この1ヶ月で頭の出たぷりぷりの黒仔に育てることができれば秋が楽しみになりますよ。
色変わりで頭が三角で細い魚にならないようにがんばりましょうね。




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