バイオ飼育日記2月

2013年2月4日

2日の土曜日は、塾生さん達も所属する喜楽らんちゅう会の新年会・総会がありました。
チョッチョリーナさんは春巻きを食べていても、カメラ目線は忘れません。
塾頭になったおまんた囃子さん・・・今年は新人さんの指導を担当されるそうです。新人さんいないけど・・・

写真撮ってないで、早く食べよ〜!チンゲン菜さんは終始カメラ小僧!

今日は立春ですよね。ま〜!いわゆる春の初めってことでしょうか。
ここ2〜3日は暖かかった〜!徐々に雌のお腹が目立ってきました。
下の画像は1200cm水槽で放ったらかしバイオ飼育をしていた魚です。
大きい2匹が雌で小さい魚が雄です。同じ腹から生まれたのに、こんなに差がついてしまった・・・
雌は抱卵していて、かなり腹も柔らかくなってきました。

卵管もかなり目立ってきています。たっぷり産みそうな腹ですね。

現在、16℃設定ですが、早採り予定の池だけ徐々に水温を切り上げていきます。
青水でなくても、ろ過器を使ってろ過されたバイオ飼育水でも十分に仕上がります。どちらかと言うと早く仕上がるかな?

スポンジフルター等を使用すると青水は消えてしまいますが、水替えを伸ばす意味でも有効だと思います。
今年はスポンジフルター+バイオシークスルーのダブル浄化の飼育を行なってみました。
結果は想像以上に良いです。無理に青水を維持しなくても良いと思っちゃいました。
水道代は昨年の半分以下だし、なんてったって楽ちんですね。

ホームセンターでも販売していました。
右の大きいタイプはエアーストンが内蔵されています
ので音も静かです。大型の池にお勧めです。
プラ舟ジャンボには左がお勧め、
その他のプラ舟には右がお勧めです。
<注意>室内の場合、音がうるさいですよ。
エアーチューブを頭に差し込んで使用します。
ばらして洗えるので使いやすいです。
スポンジフィルターは、大きな網ですくって、
バケツに古水を移して、その水で洗います。

スポンジを2回ほど洗う頃からバイオも定着してくるので、水替えも週一回三分の一程度にしています。
バイオの投入は週2回ペースです。

HONOの経験としての失敗パターンです。
※早く産ませたくて、水温を高めにして餌をたくさん与える。結果、水替えも頻繁に行い魚は大きく成長だけして全く
産卵の気配もなく産卵シーズンが終わった・・・みたいな・・・

結論として、産卵直前までは過度な水替え(更水)は避けた方が良いと思いますよん。


2013年2月16日

塾生のおまんた囃子さんは、早々に一腹採れたようですよ。
根性なしのHONOは、水温を上げきらずにいるので雄の仕上がりが遅れ気味かな?だって、寒いんだもん・・・

ヒエ〜!ハウスでも日中で5℃・・・

雌の腹はかなり仕上がってきているので、次の大潮前には仕掛けてみますね。
水温設定も16℃→17℃→18℃と徐々に上げていきます。仕掛ける時は19℃〜20℃位ですね。

健康状態も良く、卵を持った雌の食欲はすごいです。 右下の雌はお腹ボヨンボヨン!そろそろやばそう!
他3匹は雄です。
徐々に古水の量を減らし、産卵直前(仕掛ける時)は更水に近い状態にします。
湯沸し器のお湯を使って水温を合わせますので、汲み置き水にはトルマリンと麦飯石を欠かせません。


2013年2月21日

昨日から23日〜の大潮に合わせ、仕上がってきた雌1匹に対し雄3匹をセットしてみました。(2舟)
産卵後の水替えを考えれば、舟の底に網を敷いても良いと思います。
とりあえず雌のお腹が仕上がってきたら難しく考えないで、産卵藻を入れて飼育する感じですね。
そのうち産むでしょ!・・・みたいな・・・
ヒーターの設定温度は18℃〜19℃位です。

雄は雌が卵を産む気配があるとちゃんと精子を出してくれます。産卵前には雄雌一緒にしておくことが重要ですね。

い〜ケツしてまんね〜!そろそろかな?と言うことで プラ舟に産卵藻をセット(入れただけ)してみました。
動画

昨日セットしたプラ舟の様子です。
夕方になると雄が興奮して追いかけっこをしています。
雌も産卵藻に頭を突っ込んだりしていますね。
産卵が近そうです。
18℃設定ですが晴れた日中は2℃ほど上がります。 <上の動画をクリック>

本日、全くノーマークの1200cm水槽(バイオで放ったらかし飼育)の雌が卵を漏らし始めました。
水温も16℃設定だったので、雄の精子の出が心配です。やってくれるの〜!
とりあえず精子の出る雄を使っちゃいました〜!

とりあえず精子の出る雄を発泡箱に入れて
精子を先に絞ります。
卵を小出しに絞り、卵が多かった場合、
網を追加して絞ります。
日除けをして半日放置します。 午後からヒーターをセットして軽くエアレーション
します。水温設定は20℃にしています。
発泡ケースの場合はヒーターも100Wで十分です。
念のため水温計でもチェックできるようにします。
卵つけ過ぎたかな・・・
受精率がちょっと心配・・・

明日、消毒を兼ねて水替えを行います。明後日には受精率もはっきりしますね。


2013年2月22日

プラ舟で仕掛けておいた(動画の舟)HONO系本命掛け合わせが本日産卵しました。
朝、産み始める前ですが、軽くお腹を触ると卵を出したので人工授精の準備です。

汲み置いた更水に湯沸し器で20℃になるようにお湯を足します。
水は発泡ケースごと持てる程度に少なめにしておきます。(腰痛めないように・・・・)
水は少な目の方が精子の濃度が濃くなり受精率が良いと思いますよ。
発泡ケースのサイズに切った網戸の網を底に敷きます。最初に敷く網は卵がふるいのように網の間から溢れる目の
大きさです。卵がダマにならなくて良いですよ。
卵がダマになると無精卵のカビが広がって、せっかく受精した卵もだめになってしまいます。
網一枚にあまり多く絞らない方が良いですね。

卵が多い場合に追加する網は目の細かい網を使用し、数枚用意しておきます。多い日も安心!

目の粗いタイプの網です。卵がフルイにかけられた
ようにダマになるのを防ぎます。後日、網についた
卵と網をすり抜けて底についた卵を紹介しますね。
親魚で卵がでかいと通らないかな?
必ず日除けしながら作業します。聞いた話ですが
精子は紫外線で直ぐに破壊されてしまうそうですよ。

まず雄から発泡ケースに入れて精子を軽く絞ります。精子が多く出ると水は直ぐに白濁します。
次に雌を入れて卵を軽く出すと同時に手で水を撹拌します。(卵がダマにならないようにするため)

先に雄をとっ捕まえて発泡ケースに移します。 両手で雄の精子を軽く絞ります。
画像で精子が出ているのが分かるかにゃ〜!
分かんね〜だろ〜な〜・・・
次に雌の腰空おちりの穴にかけて軽く絞ります。
白いうんちじゃないよ!
ウニョウニョっと卵が出てくるので、出ると同時に手て
撹拌します。そうすると雄がびっくりこきます??
卵が多い場合、目の細かい網を魚の下に挿入しな
がら、これを数回繰り返します。
交互に雄の精子も絞ります。
<注意>1つの網に多くつけ過ぎないことですね。
産卵が終わったら、綺麗な水で1日餌を切って養生
します。仕掛け用の舟は、洗って次に魚グループを
仕掛けます。

本日、昨日産卵の卵の消毒と水替えを行いました。明日、更新させていただきます。


2013年2月23日

昨日の続きですが、21日産卵の卵は産卵から24時間経過しましたので、精子で汚れた水を消毒を
兼ねて交換します。無精卵のカビ防止にもなります。
卵は受精から24時間後には水から出しても乾燥さえしなければ問題ありません。卵の発送等はこのタイミングで行います。

消毒にはイソジンうがい薬を使います。消毒の有効倍率は200倍と聞との希釈きましたが、HONOは1000倍程度で行います。
最低10分間は漬けておきます。

<希釈倍率1000倍>
発泡ケースの水が30リットルとした場合、イソジン
うがい薬は30ccとなります。
最低10分間は放置します。
大きい目の網(網戸の網)にこれだけ卵が
付いています。網目からこぼれた卵が底に→
付いています。
網からこぼれ落ちた発泡ケースの底に付いた卵
です。きれいな飴色になっているので受精率は悪く
なさそうです。
消毒の後は発泡ケースも卵の付いた網も
水道水で軽く洗い流します。
水替え&消毒終了です。
この段階でバイオシークスルーA/Bの投入です。
NEWバイオはAもBも投入して下さい。
通常、水替えしても孵化までに無精卵の腐敗臭が
きつくなり、水も白濁してきます。
この段階でのバイオの投入が重要です。
水量も少ないので、バイオも少量で結構です。
これで孵化を待ちます。無精卵が多い場合は
孵化までにもう一回投入して下さい。

NEWバイオシークスルーA/Bはシュリンプ時期の稚魚に最適です。
バクテリア&単細胞微生物が増加し、稚魚の初期飼料になります。また、カビを防止のバイも配合されています。

バイオ投入によってブラインシュリンプも大幅に長生きしますので、ブラインシュリンプを与える回数も朝夜の2回で十分
だと思います。徐々に溜まってくるシュリンプの綿(死骸)は特に有害ですが、バイオは有害物質を浄化し、シュリンプの
綿も大幅に減量できます。

改良されたNEWバイオを是非、産卵から使用してみて下さいね。バイオのお試しサイズ\2800(送料サービス中)で
十分効果が実感できると思います。

以前セットした田の土からミジンコもパラパラ
湧いてきましたので、ヒーターを設置しました。
卵の孵化までに少し増やさないと・・・
21日産卵の卵の3日目です。ピンボケですが、黒い目
のようなものが見えてきました。

本日も3腹目が産卵しました。また、予定外の雌が産卵しました。うまくいかないもんじゃの〜


2013年2月26日

しかし、日が落ちると寒いっ!飼育場の室温は晴れた日の日中は20℃以上に上がりますが、夜に行ってみると室温2℃・・・
半日で一桁違いますね。恐ろしい〜!夕方から池に蓋して保温しないとえらいこっちゃ・・・です。

本日は、採卵したい本命が産みました。4腹目となります。ちょっとタイミングを逃して半分自然で半分人工授精でした。

産卵した雌は背が白に抜けた魚です。
今年の本命(本命10匹いますが・・・)です。
人工授精の雄はこの仔を使いました。

21日に産卵した卵は今日孵化しました。孵化率は良いですが、立ち上がりがちょっと心配・・・
22日、23日産卵の卵も受精率が良く一安心です。

<4日目>
孵化が始まり稚魚が卵から抜けだしています。
<5日目>
数もかなり多そうです。
水量は少ないですが、孵化だけなら問題ですね。
バイオにより水の匂いもなくなっています。

いよいよブラインシュリンプの準備です。
初日は失敗することがありましたので、1日早く練習を兼ねて準備すると良いと思います。
孵化直後はブラインシュリンプもほとんど食べれませんので、少量だけセットします。

最初は4リットルの金魚鉢です。
梅酒の便なんかもお勧めですね。
エアーの量は強すぎても弱すぎてもだめですね。
直ぐに目詰りを起こすので、目の荒いエアーストン
を使います。HONO丸はだめよ!
水は汲み置き水ではなくて水道水を使います。
塩素は抜けていない方がシュリンプエッグの消毒
にもなって良いそうです。
塩分濃度や水温はブラインシュリンプによって、
多少異なりますので、注意書きをよく読んで下さい。
ブラインシュリンプエッグは水1リットルに対して、
1グラム位だと思います。
完全に蓋をしてしまうのは良くないので、
保温のため蓋を繰り抜いてかぶせてみました・・・
ほとんど意味無いじゃん!

2013年2月27日

今日も朝は寒かった〜! 早く暖かくなってきて欲しいですね。
21日産卵の稚魚は6日目に完全に泳ぎ出しました。寒い時期ですので1日遅かったですね。
孵化日にはバイオのお陰で匂いも無く、ピカピカな水になっています。
バクテリアの繁殖と同時に単細胞微生物も繁殖していますので、稚魚の初期飼料は十分です。
動画も撮ってみましたので御覧ください。

へばりついていた稚魚も元気に泳ぎだしました。 この段階で丁寧に網を外します。

22日産卵のHONO系純血筋は本日立ち上がりました。
稚魚が立つ!と言いますが、本当ですね。

孵化箱の側面にびっしり立った感じでへばりついています。
この分なら泳ぎ出しも良さそうです。

泳ぎ出した稚魚には、明日からでも良いと思いましたが、ブラインシュリンプをほんの少し与えました。
2日〜3日ほど与えたら、舟に移動していく予定です。

塩分濃度2%水温28℃でやってみました。
24時間で完璧に孵化しています。しかし作り過ぎた〜
ホコリだらけだった濾し器を取り出して洗いました。
これはシュリンプを濾すだけに使っています。
ふっくらして良い感じです。
稚魚に与える分は少しで、残りは親魚に与えました。
最初は数滴垂らす程度です。
最初の2〜3日は少なめで良いと思います。


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