バイオ飼育日記12月

2010年12月31日

朝晩かなり冷え込んできましたね。水温5℃を下回ってきました。
冬眠中の魚達も舟底により固まって、じっと寒さをしのいでいます。
これから暫く寒い日が続きそうです。この舟は1月末はまでじっくり冬眠させる予定です。
見ている方も寒い〜!

加温中のバイオ飼育の舟ですが、餌食いも良く順調に育っています。
冬眠中の魚を覗いてもつまらないですが、少しでも元気に泳いでいる魚がいると何だかうれしいですね。
餌もがんがん与えていますが、NEWバイオでは糞の分解も早く舟底にヘドロが溜まりにくくなっています。
週1〜2回程度洗面器で軽く割り水での水換えをしてあげると良いと思います。
雌は抱卵しているようです。バイオ飼育では特に雌の仕上がりが早いですね。
春の品評会用に飼い込みしていたんだけど・・・

いよいよ2010年最後のバイオ飼育日記になりました。
今年も1年間ありがとうございました。1年間早かった〜!
やっぱりらんちゅう飼育はより健康に育て上げることが一番重要だと思います。
何度も病気にしていまったり、重症にしていますとどんなに良い素質の魚も駄目にしてしまいますよね。
来年もより限られた環境や時間の中で、良いらんちゅうを育てられるように追求していきたいと思います。
少しでも皆さんの参考になれば、え〜んじゃがの〜!目指せ!楽チン・安心飼育
それでは良いお年を


2010年12月07日

週末から風邪をぶっこいてしまって少し寝込んでいました。ゲホッゲホ・・・!
このところお天気も良く青水の進みも早いようです。
HONOは毎年12月10日をめどに冬眠開させています。もう直ぐだよ〜!

今年、自宅でできた青水は青水ではなくてアオミドロ・・・
網を入れるとこのようにアオミドロがびっしりひっかかってしまいます。
この水では魚のエラに引っかかって、冬眠中に死んでしまうことがありますので良くないですね。
が〜ん!!こりゃいかん!アオミドロべっちょり・・・

でも・・・だいじょ〜ぶだ〜い!ホノえもんのアオミドロを良い青水に換える装置〜!!!
その名もイッシー装置〜ってか!
暫くイッシー装置を設置し循環させておくと・・・
全く網に引っかからない綺麗な良質の青水に変わりました。(ポンプ/シャワーヘッド大)

めでたしめでたし!これで冬眠も安心です!

昨日からちっちゃい仔軍団の冬場の飼い込みをプラ舟でスタートしてみました。
小さいけど飼い込んだら良くなりそうな仔を5匹選びました。
夜間は蓋をするので、蒸れを防ぐためにHONO丸
<SPミニ>を2個セットしました。
う〜ん!この仔が欲しい!あの仔じゃつまらん!
相談しよう・・・・ってか!
魚を入れたら直ぐに一回目のバイオの投入です。
しばらくの間ヒーターは18℃設定にします。
夜間は波板で蓋をして保温します。

NEWバイオシークスルーA/Bは一週間程度毎日投入していきます。
2週目は2日に一回、3週目は3日に一回って感じがお勧めですね。
NEWバイオは立上げが簡単になりましたので、あまり水換えに慎重にならなくて大丈夫だと思います。
バイオ飼育初心者の方には割り水の水換えを徐々に減らしてください・・・とお勧めしていますが、HONOは
ほったかしバイオ飼育をしていきま〜す。ごめんちゃい!

一昨年前も小さい仔をプラ舟80で冬場バイオ飼育で仕上げ、日らん二歳の部で入賞しました。
当時はこんな感じです。<2008年バイオ飼育日記から>
この時はろ過付きのバイオ飼育をご紹介していました。二歳で日らん入賞した魚は一番上の仔です。

春は種魚と一緒に育て、産卵期から上画像のプラ舟80のバイオ飼育で日らん出陣時は
こんな感じまで育ちました。
2009年日らん出陣前の画像


2010年12月08日

今日はNEWバイオシークスルーA/Bについて少しお話させていただきます。
従来のバイオとは大幅にバージョンアップいたしましたので、色々検証を行った結果も含めてHONOの
見解ですが紹介させていただきます。

従来のバイオは好気性のバクテリアで活性化にはより多くの酸素を必要としました。
NEWバイオは通性嫌気性バクテリアと言いまして、酸素のある好気条件下でも酸素のない嫌気条件下
でも増殖可能なバクテリアなんですね。
汚れが多くバイオが活性化した時の酸欠の心配も大きく改善されました。
エアレーションの行き届かない舟の隅の淀みでもバイオが十分活性できることになります。
ろ過を使わないらんちゅう飼育にはとても都合の良いバクテリアです。

次の大きな違いは、従来のバイオは舟の底や縁等にコロニーを形成しながら活性化していきましたが、
NEWバイオは流動性バクテリアでコロニーを作らず、水中に浮遊して活性化していきます。
従来は「バイオ飼育の立上げ時は舟をタワシやスポンジで洗わずに・・・」とお勧めしておりましたが、
NEWバイオでは気にする必要がありません。

ろ過付の水槽で検証してみましたが、NEWバイオは水中に浮遊して活性化するために茶苔が着きづらく
なりました。多少日光が当たる場合苔も綺麗な緑色です。
自然菌(硝化細菌)はろ過槽(ろ材)に定着し、NEWバイオは水中でダイレクトに飼育水を浄化しますので、
ろ過を付けた場合、お互いのバクテリアで仲良くダブル浄化が行われていることになります。
60cm水槽での検証です。

そして、従来のバイオは汚れ(有機物)に取り付きフロッグとなって舟底に沈下して分解していましたので
長期水換えを行わない場合、舟底に汚泥が溜まる状態になりましたが、NEWバイオは水中で有機物を
分解し、分解された有機物は沈下させずに水面に浮かせてしまうようです。
これは取り除いていただいても問題ありません。

また、従来のバイオでは、活性化すると虹色の泡が出る感じでしたが、NEWバイオの場合水面の舟縁に細
かいアクが少し出る場合があります。これは良い状態ですのでアクを取り除かないで下さい。
NEWバイオ投入から1日目より2日目、2日目より3日目とどんどん糞の残りが少なくなってきます。
水面の舟縁に細かいアクと水面の分解された有機物

最後は先月の売りたて会の後、3舟ほど魚が調子を崩してしまいました。
魚をあちこち移動したのが原因と思います。1池は重症で薬も使用しました。
これも検証と思い、餌食いの悪い魚や病後なかなか調子を戻さない魚達にNEWバイオを投入してみると
投入したNEWバイオをばくばく食べ、動きの止まっている魚達がみるみる内に元気に泳ぎだしました。
その後から餌を与えてもバリバリで、流石にこれには自分でも驚きでした
1舟は塩0.5%+エルバージュで養生中の舟にNEWバイオを入れてみましたが、これもバリバリ回復!!
合計3舟チャレンジしてみましたが、全て同じ結果でした。びっくり〜!

但し、あくまでも病気の初期ではなく、3〜4日餌を切って糞を出し切らせた状態であったことが上記検証の
条件であったことをお伝えいたします。
病気の状態でのバイオのご使用は避けて下さいね。
いつまでも調子が戻らない場合や餌食いが悪い魚等に試していただく良いと思いますよ。
前日まで動きの止まった売りたて会の売れ残り・・・(^_^)
NEWバイオ投入後半日でバリバリ元気になりました。信じられん?

冬眠前や冬眠中の水質や魚の健康維持には抜群の効果があると思います。
是非、試してみて下さいね。

NEWバイオシークスルーA/Bはよりらんちゅう飼育を容易に楽しめる究極のバイオに近づけたと確信して
います。カッチョイ〜せりふを言ってしまった・・・


2010年12月14日

先週までバイオでほったらか飼育をしていた舟は青水も進み、魚が全く見えない状態です。
青水が濃過ぎると尾焼け等、魚に悪影響を与えますので床直しをしてから冬眠を向かえます。
青水が進み魚が全く見えない状態

暖かい日を選び、バスポンプで古水(青水)を網で腰ながら更水に割っていきます。
冬眠前の床直し 3/1程度青水を割り込みました。

飼い込みの舟(プラ舟)以外全て冬眠させました。

冬眠中、魚に全く餌を与えなくても青水の中で結構糞をしているんですよね。
バイオシークスルーA/Bを週一回程度投入して水質を良好に保ちます。

バイオ飼育で飼い込み中のプラ舟(ちっちゃい仔軍団)ですが、まだそれほど冷え込んでいないので、
ヒーターは18℃設定にしています。
NEWバイオの場合、立ち上げ時も水換えにあまり気を使わなくて大丈夫ですが、最初の10日〜2週間程度
はバイオは毎日投入することをお勧めします。
気が向いたらバケツ一杯か洗面器一杯程度水換えを行うのも良いと思います。
餌食いも良好です。

朝一でNEWバイオシークスルーA/Bを投入しています。
魚が朝糞をたくさんした状態(左画像)です。お昼には粉々になって(右画像)います。
朝8時の糞の状態 午後1時の糞の状態


2010年12月19日

いよいよ寒くなってきましたね〜!
冬眠中ですが、何だか今にも産みそうなお腹をしている仔がいます。
冬眠中でも青水の中で糞はしますので、バイオは週一回投入しています。
来年の一番腹かな?でも、あまり早く起こすと雄が間に合わないですね。
お腹ボヨンボヨン!

今日は飼い込み中のプラ舟バイオ飼育の舟の水換え(割り水)を行いました。
水換えの量はバケツ1杯半程度です。
飼育水はかなり汚れた感じですが、飼育水の臭いは全く臭くありません。
赤虫をガンガン与えていますので、バイオは1日置きに投入しています。
ヒーターの設定は日中18℃で朝晩は16℃設定にしています。気分で・・・
テストのため最近は波板をしたままですが、
NEWバイオは飼育水の蒸れにも強いようです。
相変わらず餌食いも良く、元気に泳いでいます。
魚もコロコロと肥ってきました。
適当に洗面器で水抜き 湯沸かし器のお湯で水温合わせ(更水)
更水を足しこんでいきます。 終了・・・水換え後にバイオを投入します。

こんな感じで週2回程度割り水の水換えで十分対応できると思います。
バイオ飼育はとにかく魚が調子を崩さないので安心ですね。


2010年12月23日

今日は日中暖か過ぎて、冬眠できずに泳いじゃっていますね。
お天気が良いと青水の進みも速いです。ほとんどの魚は2月から起こしていく予定ですが、
年明け早々から、当歳を少しだけ起こして早採りに挑戦してみようと思います。
暖かくで泳いじゃっているけど冬眠中

気温が上昇している時は水面の水温が高くなりますので、魚が水面にポカンと浮かんでいることが
あると思います。エラを動かす回数も少ないし、病気で浮いている時とよく似ていますよね。
初めて冬眠させる初心者の方は、魚が病気と勘違いされることがあるようです。私も昔は・・・
日向ぼっこ・・・治療しちゃだめだじょ〜!

加温して飼い込み中のプラ舟です。
5匹ともぷっくり肥ってきましたね。おいしそ〜!
ヒーターの設定は16℃〜18℃ですので、餌は冷凍赤虫のみ与えています。
1日5カケラ(一列)を4回程度です。
ほとんど水換えをしていないので、NEWバイオシークスルーA/Bは現在1日置きに投入しています。
従来のバイオに比べ、飼育水が茶水になりづらいです。
特にNEWバイオは魚の調子が良くなるので、立上げ時もあまり気を使わず楽チン飼育ができます。
加温 飼い込み中 バイオ飼育 当歳5匹

実験として、一週間蓋で密閉したままバイオ飼育も行いましたが、NEWバイオは飼育水の蒸れにも
かなり強いですよ。風通しの悪い環境等でも効果を発揮してくれそうです。
NEWバイオはコロニーを作らず、単体で水中浮遊して活性化するバイオですので、今まで紹介させて
いただいた立上げ時の注意事項が下記の通り変更になります。

※従来のバイオ
   立上げ時は3回程度水換えを早めに行い、徐々に水換えを延ばすようにして下さい。
   水換え時は舟の底や縁をスポンジやタワシで洗わないようにして下さい。
   定着したバクテリアのコロニーを落としてしまいます。

※NEWバイオ
   水換えを延ばす場合は、割り水で徐々に割り水の量を減らすようにして下さい。

てな事だけでしょうか?
NEWバイオは水中浮遊タイプですので、舟はしっかり洗っちゃっても大丈夫ですよ。

冬眠明けに餌を与え始めてから、水換えをして青水が消えてしまった経験があると思いますが、
春先の寒い時期の水換えは水温合わせ等、大変ですよね。
NEWバイオで水換えサイクルを延ばし、しっかり青水で魚を仕上げると楽チンです。
一足先に正月明けから、バイオ飼育日記で紹介させていただきますね。

<本日の当歳ギャラリー 雄>






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